2020年3月1日日曜日

”屋号名「塵米」とは”




些かわずらわしいお話になってしまいますが、植物に携わる仕事の屋号につけた「塵米」という名の由来についてお話させていただきたいと思います。



毎度お客様や業者さんに、「これ、なんて読むんだい」とか「塵という漢字が書けませんよ」などといったちょっとしたクレームをいただくのですが、その度に長々とした説明が必要なこの名前の因縁を鬱陶しく感じつつ、その反面では決定的にこの名を使う流れにあった当時を今さら否定するわけにもいかないので、兎にも角にも、まず初めましての段階で先に手を打っておきたい。
ということで、お時間がございましたらご清読お付き合い願います。

まず、、、
塵米(じんべい)の「塵」とは少数を表す9番目の漢数字で、英語のbillionth、SI接頭辞のナノ(n)と等しい。
そして「米」はメートル(m)、国際単位系(SI)およびMKS単位系における長さの物理単位であり、これをかけあわせると「塵米」となります。
もう少し噛み砕くと、立米(りゅうべい)はリッポウメートル、平米(へいべい)はヘイホウメートル、そして塵米(じんべい)はナノメートルということになります。

さて、それでは、なぜナノメートルだったのか。
それは植物が成長する要素の一つ「光(電磁波)」の単位がnm(ナノメートル)で表現されるからです。

地球上には太陽から電磁波が降り注いでいるのですが、それを可能なかぎり分解すると、波長の短い宇宙線やガンマ線から波長の長い電磁界で構成されており、私たち人間には、下界おおよそ360-400nmから上界760-830nmまでの、いわゆる光とその色を目で感知できるとされています(可視光線)。
かたや植物は、葉緑体で選択的に周波数をうけとって生命構造を維持しており、光合成成長にはおもに660nm(赤色近辺)、形態形成にはおもに450nm(青色近辺)の電磁波が再生産に必要とされているそうです。
これは私が植物の事をよりよく知るための基礎知識で、エネルギー効率の優れたLEDの人工照明を制作する際に必要な情報でした。
そういうことで、私が植物と共に仕事をするにあたり、生命活動においてポジティブな「光合成成長」という運動の源である「660塵米」という屋号で植木屋を発起しようと考えたのですが、それは周囲にとってものすごく不親切な呼び名になってしまうようでした。
「すみません、ロッピャクロクジュウジンベイさ~ん」
「どうも~、私がロッピャクロクジュウジンベイです~」
これでは呼ぶ方も呼ばれる方も疲れてしまう。
そんな長ったらしい名前は喧嘩の種になるに違いない、、、
しかしこの名も捨てがたい、、、
考えた挙句、「660部分は胸の中にそっとしまっておこう」ということにして、「塵米」がこの世に生を受けることになりました、とさ。

以後、御見知りおきのほど、宜しくお願い申し上げます。



ps
「ジンベイ」、そのいもくさい響きが気にいっております

1 件のコメント:

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